本日から、オーストラリアの住宅事情について書いていこうと思います。
●庭付き一戸建て
少なくとも、四分の一エーカー(約1000平方メートル)の庭に約6部屋の一戸建てというのが、オーストラリア人の幸せの定義の中心にあるようです。
これから述べていくことは、1964年に発表された「ラッキー・カントリー」という著作を参考にしていきます。
(このラッキー・カントリーというのは、オーストラリアの独創的な精神分析に関する著作です。)
●家はお城!?
家はオーストラリア人の城です。それは自分の家を持つことこと、偉大なるオーストラリアンドリームと考えられているからです。不幸にもこの夢は、1980年代にはしぼんでしまいましたが…
それは、家の購入価格と銀行の住宅ローンの金利が同時に上昇してしまったからです。
金利は、最悪の時期には、20%以上にまで跳ね上がりました。(現在日本の住宅ローンの金利は、3%もありません。)
この状況の変化によって、当時の若いカップルが、最初の家を買うことをためらい、さらに年配の方が住宅ローンを返済を続けられなくなったという事態が発生してしまったのです。
オーストラリア人にとって、この騒ぎは人権侵害にも等しいものだと考えられていたようです。当時民衆の反発があったために、政府は手の届く価格で家が持てるようにと、四苦八苦したのでした…