オーストラリアと労働者についてお話しています。
●オーストラリア式のサービス〜その2〜
前回では、サービス業の人でもこびへつらわないのがオーストラリア人だとお伝えしました。ちょっと否定的なお話だったので、今日はオーストラリアの全てのサービス関係の従業員が身に付けている素晴らしい点を紹介します。
彼らは、目と目を合わせる率直な平等感覚、それにともなう誠実さを持っています。
日本では、昔から人を外見で相手を判断してしまう場合が少なからずあると思います。例えば、身なりの悪い人を見るなり、店員のサービスが通常よりも悪くなることがあります。(これも人によりますが…)
「お客様…当店では…(あなたのようなお客様は対応しかねます)」
そんなイメージです。
けれども、オーストラリアではそういったことはありません。(もちろん人によりますが…)平等な人間として、サービスをしてくれるのです。
●こんな風景もあります。
飲食店でウェイターに注文を告げる時、「それは今日は、新鮮ではありません。(他のものにしたらどう?)」と親切に教えてくれます。
あくまでフレンドリーに、客と従業員という立場でなくて、友人のように接客してくれたりします。
逆に、日本だったら、たとえその商品やメニューが新鮮でなくても「かしこまりました」と、奥に戻っていくでしょうね。
●チップに対する概念。
オーストラリアにはチップ制度がありません。
それは、オーストラリア人は、チップが屈辱的なものと考えているからです。その根底には次のような理由があります。
「チップがあれば、低賃金でもいいじゃないか。低賃金で働いてくれ。」
チップは、そういった雇用者の言い訳になると考えられているんですね。
オーストラリア人は、「自分の仕事に値する賃金が自分自身に、正当に支払われるべきだ!」と思っているんです。
「多すぎもせず、少なすぎもせずに賃金は支払われる。」そういった社会を臨んでいるようです。