オーストラリアと労働者についてお話しています。
●天下を取ったオーストラリア労働者
オーストラリアの労働者は、労働における基本的権利を早くに勝ち取りました。そして、ずっとその権利を精力的に守ってきたのです。
8時間労働制は1855年の石工ストライキによってその権利を獲得しました。(当時日本は、江戸時代です…)そして、最低基本賃金制は1907年に、週40時間労働は1946年に確立しました。
そして、有給病気休暇と有給長期勤続特別休暇を定める世界初の法律が、1951年にNSW州で成立しました。
●労働者の安全と健康の問題。
オーストラリア人は、他のどの国の人より健康と安全に興味関心があります。例えば…衰弱をもたらすといわれている「反復ストレス障害(RSI)」や、「アスベスト(石綿)に触れる労働者の健康問題」、ディスプレイ装置(VDU)の前での長時間作業による健康の危険について、激しい議論がなされてきました。
ちなみに、反復ストレス障害とは、キーボード・オペレータやタイピングをする場合の、手と腕の反復運動による障害のことです。
そして、オーストラリアの古い家の多くが、断熱材としてアスベストを使用している問題があり、コンピュータなどのディスプレイを見つづけるような労働に関する問題があります。
信じられないような話ですが、新聞記者達は、1980年にVDUを捜査するに当たっての特別苦痛手当てを勝ち取り、今でもその特別手当は支給されているのです。