オーストラリアと労働者についてお話しています。
●トールポピー症候群
これまでに何回か触れたトールポピーですが、このトールポピー症候群を「ねたみの心理」として分析する専門家もいます。オーストラリアのフリンダーズ大学教授で、心理学者のノーマン・フェザー(1989年)や歴史家のW・K・ハンコック(1930年)といった著名な学者が、オーストラリア国民全体に見られるこの性格に言及してきました。
●アメリカとの相違
オーストラリア人の心理と、アメリカ人の心理と1番の大きな違いがこのトール・ポピー症候群です。なぜならば、アメリカ人にとって個として抜き出ることは、生きがいであり、尊敬の対象とされているからです。
オーストラリア人と日本人を一概に比較することは難しいかもしれませんが、出世したり、成功したりする人を好きになれないオーストラリア人と、集団の中で集団から抜きでない程度で競争を行う日本人は、どこか似ているのかもしれませんね。
以前、オーストラリアの友人からも、オーストラリア人は成功者をあんまり好きじゃないという事を耳にしました。彼は、アメリカ型の競争主義は、万能だとは思わないけれども、オーストラリア人にも、もう少し競争心理と成功者を受け入れるような意識があればもっと国や経済が発展するだろうと私に意見を述べてくれました。