最近御中元のCMが増えてきましたね。
今日はそんな!?お話です。
■御中元=百貨店!?
御中元というと、百貨店みたいなイメージがありません?
物流が発達して、大型ショッピングセンターと百貨店の差別化が難しくなってきた
そんな時代ですが…
今でも御中元に関しては、ショッピングセンターよりも百貨店に軍配があがるようですね。
それは「進物(しんもつ:おくりもの)には百貨店の包み紙がふさわしい」っていう
一種のブランド志向があるからです。
実は、御中元の歴史をたどってみると、御中元と百貨店は切っても切れない
関係があったのです。
■起源はこれも明治時代…
「中元来れり、中元来れり。お盆の御つかい物は、
東京なる三越呉服店へご注文あそばされなれば早速お届け申上ぐべし」
これは一体なんでしょう?
実はコレ、明治末のサマーセールのCMなんです。
要するに、『お盆の進物は、三越でどうぞ〜』っていう意味です。
このCMのおかげで、三越のサマーセールは大ヒット!!
そして、「うちもやろう!」と、他の百貨店も三越を追随した形になりました。
こうして、夏の贈り物を「緒中元」と呼ぶようになりました。
■中元ってなにさ!?
日本人でも、中元って知りませんよね!?
中元とは、もともと中国の道教の経典である「真書」にある言葉なんです。
(ちなみに、道教っていうのは、中国漢民族の伝統宗教のことで、
黄帝・老子が教祖とされます。)
その真書には、1月15日が上元の日、7月15日を中元の日、
10月15日を下元の日と呼ばれていました。
これが、江戸時代日本に入り、徳川幕府が一年のまんなかに当たる「中元」を
特別な挨拶をかわす日と決めたのが、日本のお中元の起源だったりします。
この日は、大名が白装束で登城して、将軍に拝謁したりしたそうです。
一方で、庶民の間では、7月15日のお盆に多少の贈り物を交換する習慣がありました。
ここに目をつけた三越呉服店はこれらを組み合わせて「中元の贈り物」という習慣を
日本人に浸透させたわけです。
う〜ん。
なかなか複雑な起源です(汗)
2005年は、健康志向のお中元が流行っているようですね。^^